私のダンチ・ライフ「泉北ではじめる自分らしい暮らしかた」

DIY育てる暮らしプラン+マンツーマンレクチャー入居者様インタビュー

2017.11.07


プロ指導のもとDIYができる賃貸住宅!
「DIY育てる暮らしプラン+マンツーマンレクチャー」
実際に、DIYをやってみた感想はいかがですか?


左から、入居者のJさん、インストラクターの谷さん、入居者のKさん

「DIYで育てる暮らしプラン+マンツーマンレクチャー」とは、「DIYに興味はあるけどやり方がわからない、でも自分で居心地のよい部屋空間を作りたい」という方に向けた、府公社の新しい募集プランです。
プロのDIYインストラクターによる全5回のレクチャーを受けながら、自分好みにお部屋をDIYすることが可能。道具や材料も全てインストラクターが用意するので初心者でも気軽にチャレンジできます。


Q1.「プロのレクチャー付きDIY賃貸」は、何でお知りになりましたか?
また、やってみようと思ったきっかけは何ですか?

Kさん

この茶山台団地に両親と一緒に住んでいるんですが、大阪府住宅供給公社さんのFacebookのコミュニティーページで知って、ホームページで内容をみました。
2年前くらいからDIYに興味を持っていてやってみたいと思っていました。プロの方に直接、教えてもらえるし一人暮らしを考えていた時だったので、タイミングが丁度良かったです。

入居者インタビュー

Jさん

もともと大阪府住宅供給公社さんのことを知っていて、「ニコイチ住宅」も考えたんですが、DIYができる物件がでるのを知って、このプランに申し込みました。DIYは、10年前から興味があってずっとやりたいと思っていました。ただ、のめり込んでしまう性格なので自分では手を出してはいけない分野だと思って、ずっと我慢していたんです。でも我慢できず、とうとう手を出してしまいました(笑)

入居者インタビュー

自分では工具・道具や材料の手配など、どうすればいいのか分からないことが多いので、先生に教えてもらいながら出来ることは、とても有り難かったです。それに、娘を通わせたい保育園をこの団地の近くに見つけたのも大きかったです。


Q2.DIYをするにあたって、お部屋のコンセプトやイメージはどうされましたか?

Kさん

コンセプトは、「みんなが集まって食事できる部屋」です。
もともとイタリアでお料理の勉強をしていて、向こうでイタリア料理や和食を教えていました。日本に帰国してからは、日本の野菜のことを勉強したい、イタリアの野菜と日本の野菜の違いを知りたいと思うようになり、野菜の卸業をしている会社に就職しました。その会社のFacebookで料理のレシピを掲載したりもしていたんですが、みんなに食べてもらうのが一番だと思うようになったんです。それで、インストラクターの谷さんにコンセプトのみをお伝えして、相談しながらどんな内装にしようか決めました。友人・知人・親戚などたくさんの人が集まって、楽しく食事ができるように、大きなテーブルと広い空間の部屋は外せませんでした。それにナチュラルな感じにしたかったので、木の香りのする靴箱も作りました。


Kさんこだわりの大きなテーブルでインタビューを実施。

Jさん

DIYやインテリアに関する雑誌の切り抜きや、ネットの情報をプリントアウトしてどんな部屋にしたいかが、イメージできるようにノートに貼り付けました。今持っている家具の寸法を測って、どこに配置したいか、この荷物を押し入れに収納するにはどうすればいいのか、などが分かるようにまとめました。やりたいことが盛り沢山だったので、5日間の実施期間内でやることと、入居後にコツコツ進める内容を分けることなど、インストラクターの谷さんと相談しながら決めました。


Jさんお手製、理想のお部屋のコンセプトシート。


Q3.インストラクターの指導は、どうでしたか?

入居者インタビュー
Kさん

コンセプトだけをお伝えしたので、そのためにはこんな間取りが良いねとなって、部屋の間の壁を取っ払ったり、大きなテーブルや荷物を置く場所を作りましょう、などたくさんアドバイスをもらいました。また、その内容を図面に起こしてくれました。DIYの作業も釘を打つのも、木を切るのも、新鮮で楽しいですし、怪我をすることもなく安全に作業が進められています。

Jさん

やりたいことは、たくさんあるんですが何を揃えていいのか、道具の使い方や、どの材料がどれくらい必要なのか、強度や厚みはどれくらいあればいいのかなど、何をどうすればいいの分からなかったので、全部教えてもらえるのが良かったです。おかげで、自分で何かを作るときに、寸法を測って計算することができるようになったので、自信がつきました。入居後に3歳の娘と壁をペンキで塗ったのですが、おじいちゃん、おばあちゃんが遊びに来たときに、「ここ私が塗ったの!」と自慢しているのをみて、微笑ましく思いました。DIYを続けようと思いつつ、仕事や家事・育児に追われて出来ていないのですが、合間をみて少しずつ完成させていこうと思っています。


Q4.実際に、DIYの作業をしてみた感想はいかがでしょうか?

Kさん

テーブルや床の木の切り口をみて、私が作ったんだとしみじみ感じます。ここは、こうだったとか、その時々のシーンが頭に浮かび、一つひとつに思い出があって感慨深いです。団地自体の築年数をみると40年近く経っているのですが、DIYを手伝いに来てくれた大工の方が、柱を見て継ぎ木ではなく一本の木を使っているので、とても贅沢な仕様になっていると関心していました。内容を解体して壁・床・天井などを改装したから分かることなんだと思いました。

入居者インタビュー

入居者インタビュー
Jさん

思った以上に作業に時間がかかるな、と感じました。その分、愛着も深くてもう引っ越せないかも。私一人では大変なので、友人にもDIYを手伝ってもらいました。その友人は、この家に遊びにくるたびに「ここは、私がやったところ、見ながら思い出してね」なんて言ったりします。

他人のうちなのに、自分の家以上に愛着を感じているみたいで、「手伝うから次に、DIYをするときも声をかけてね」と言われます。私も、みんなが集まる家にできたらと思っています。最後に、DIYをしてみて感じたことは「作れることって豊かさ」なんじゃないかと思うんです。野菜や色んな製品もそうですがいくらお金を稼いでも、作る人がいなければ買うこともできません。物も、気持ちも、人とのコミュニケーションも、作る工程が色んなものを育んでくれたように思います。


Q5.DIYインストラクターの谷さんに伺います。二人の指導をされてみていかがでしたか?

普段は、木工教室で家具作りをやったことのない素人の方に教えているので、抵抗なくスムーズに指導することができました。
Kさんは、コンセプトがしっかりしていましたし、Jさんは自分好みのお部屋のイメージを完璧なくらいノートに資料としてまとめられていて、お二方ともそれぞれ違う方法で、どんな暮らしをしたいのか、どんな部屋にしたいのかを伝えてくれました。

入居者インタビュー

2日間の相談を終えて、大阪府住宅供給公社さんからいただいた間取図をもとに、完成予想図を図面にして、いつまでにどこの作業をするのかスケジュールを立てました。DIYの作業期間は5日ですので、二人の都合を聞いて作業日を決めて部屋の解体からスタートしました。二人とも真面目でDIYの作業をしながら色んな質問があって、その会話も楽しかったです。とても熱心に作業をこなしていたので、私も良いものを創りたいと、いつもより熱が入りました。

入居者インタビュー

こういう作業は、大人だけではなくお子さんにも見て欲しいと思っています。昔は、家を建てるのも大工さんがいて、誰でも外から建築風景を見ることができましたが今は防音シートで、ぐるりと囲んでしまい工場で作ったパーツを現場で組み立てるだけの住宅が増え、その様子をみることが難しくなりました。色んなものを見たり、聞いたり、体験することはとても大切なことだと考えています。

木に触れながら作っていく工程を、これから未来を担う子どもたちにも見せてあげたいと思うのです。

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