「来年こそは整理できる自分になる」整理収納セミナー 実践編!
収納のポイント
収納は「立てる」が基本です。「重ねる」と上のモノしか把握できないので、立てて全体的にモノを把握します。
収納グッズはグループごとに種類を揃えるとキレイに見せることができます。左のようにハンガーにかける洋服ごとに種類を分けます。
収納はあまりきっちりしすぎないこともポイントです。その方が家族も協力しやすくなります。まずはグループごとにざっくり収納からでOKです。
実際に茶山台団地にお住まいのY邸にて「整理収納」作業を実施しました。
[Y様のお悩みポイント]
- モノが多くて、整理するにしてもどこから着手して良いかわからない。
- 引越ししてきた当初、急いで荷ほどきをした為、そのままの状態。
- 押入れを子供用の収納スペースにしたい。
現在のお家の問題点を確認
まずは、間取りと実際のお部屋を確認して問題点を確認していきます。
家の中を占領しているモノは何なのかを考えましょう。
(例)洋服が多い?本が多い?何が多いかもわからない?
生活動線で効率が悪い点は無いかを考える。
(例)掃除がしづらい、換気しづらいなどなど
間取りに沿ってどのような収納配置が理想かを確認
家のなかでどのスペースでどんな暮らしをしたいかを考えます。その暮らしと間取りを合わせて、どこに何が収納されていると理想的か、また生活動線を考えて、収納場所を決めていきます。
整理作業開始:全部出す
グループごとにすべてのモノを出していきます。一カ所の収納スペースにあるものだけでなく、家中で様々な場所に点在しているモノを一カ所にすべて集める。
今回は奥様の洋服から着手、様々な場所に点在していた洋服を全て出しました。
Y様:こんなにあるなんて驚き!減らしたつもりでしたが、まだまだこんなにあったなんて…。
全部出すことで探していた洋服が見つかりました!
改めて、洋服の多さを自覚することができました。
整理作業開始:仕分ける
仕分け作業を開始です。「今着てますか?」と一つずつ洋服を確認していく作業です。根気がいる作業になりますが、どれだけのモノを持っているか把握する大切な作業です。また、「着る」の服が多すぎる場合には洋服の中でもグループを分けて適量を決めて、減らしていきます。今回はグループごとに最大10着と決めて仕分け作業を行いました。
Y様:似た服も多いので、10着と決めてもらうと、仕分け作業もはかどりました。
収納していく
たくさんある引き出しの中でも、どの位置が使い勝手が良いかを考慮して場所を決め、それぞれグループごとに収納していきます。
収納ケースには「ラベリング」を行い、中に何が入っているか一目瞭然にしておくことも大切です。ラベリングすることで戻す時も迷いません。
ここまでが、一連の流れです。この作業を家の中全てのモノに行います。Y様には一週間の間で「整理」の作業を重点的に行っていただきました。その後、それぞれの収納を施しました。
完成
【食品庫】
キッチン横にある大きな収納スペースはご主人様お手製の小さな棚が取り付けてあります、グルーピングをして、一目瞭然の収納にすることで使用する食材がすぐに取り出せるようになりました。
【押入れ】
引っ越してきたままの段ボールで占領されていた押入れはすべて段ボールを取り出し、必要な洋服類だけを収納。また布団を入れるスペースを確保し、お布団も収納できて、お掃除も楽になりました。
【洋服】
こちらもご主人様お手製の洋服ラック、以前はたくさん洋服がかかっていた為、光や風通しを遮っていましたが、今回の整理によってスッキリ明るくなりました。
【キッチン】
食器の収納場所に困っていました。今回はお子様に危険が及ばない高い位置として、キッチンの吊戸棚に移動しました。キッチン下部収納は料理に必要で頻繁に使用する道具やキッチンまわりで使用するものを集約しました。
【リビング押入れ】
一番メインだったリビング押入れ。子供に必要な洋服やオムツ、抱っこひもなどグルーピングを行い、出し入れもしやすく。また奥様の趣味の手芸関係のグッズもこちらに集約することで、やりたい事をすぐに思い出せる環境をつくりました。
今回はたくさん手放すものがありました。家の中でたまっていた「今使わないもの」を外にだし、もともとあったダンボールは全てなくなり、収納ケースも余りが出た結果となりました。
Y様ご感想
- 赤ちゃんの衣類を引き出しにまとめたので使い勝手がよくなった。夫にも分かりやすくなったので子育ても力を合わせやすくなった。
- 整理の段階から夫が徐々に協力的になってくれた。また、セミナーで教えてもらったことを家族で共有したことで、整理収納が家族の共通認識になった。
- 食品庫はどれだけのモノがあるのか把握できていなかったが、今回の整理収納で改善できた。
- 散らかっても戻す場所があるので、片付けやすくなった。探す手間が省けた。
- 間取りに合わせて適材適所の場所にグルーピングをして収納することの大事さを実感した。