私のダンチ・ライフ「泉北ではじめる自分らしい暮らしかた」

見せる収納を駆使!便利で自分らしい団地暮らし~前編~

わたしのダンチライフ
2023.12.22

団地にまつわるストーリーを、泉北エリアの情報誌をつくる『RE EDIT〈リエディット〉』編集部が、2022年6月よりお届けする「わたしのダンチライフ」。

今回は、自身も団地に住みながら子育てをしているライターのichが、お庭付きリノベ物件に住む原さんのご自宅にお邪魔しました。

これまで、たくさんの団地を取材してきた編集部一同も「団地にお庭が付いているなんて!」とびっくりした今回の物件。

「夏休みにはお庭でプールをしたり、日よけを作ってピクニックを楽しんだりするのもいいな、と思っています」

そう語るのは、この素敵なお庭付き物件に住む、原さんご家族です。

「元々、物件を見るのが好きで、マンションやハイツなども含めて色んな物件を見学していました。

公社のリノベ物件は前から知っていて狙っていたのですが、人気でなかなかご縁がなく…

このお家はキャンセルが出たことを知って、もう絶対ここがいい!と思い、すぐに申し込んだんです」

元々お庭には、お子さんが大好きな砂遊びができるように、砂場を作ろうと考えていた原さん。

しかし、団地に移り住んですぐ、同じ団地内にある「DIYのいえ」(注1)に相談してみると、実現が難しそうだったので断念したのだとか。

「キャンプも好きなので、小さいテントを張ってもいいし、どう使うか想像が広がります」

「DIYのいえ」には、お庭の他にも、収納棚などについてアドバイスをもらいに行くこともしばしばあり、助かっているのだそう。

「相談に行くと皆さん優しく教えてくださるので、本当に頼りにしています。ここの収納棚も、その時にアドバイスをいただいて自分で作ってみました」

バルコニーに出るまでの少しの隙間にも、棚を設置することで、ごちゃごちゃしがちなコード類や掃除用品などを、スッキリとまとめています。

ちょうどキッチンの裏にあたるこの棚は、レシピ本を収納するのにも便利そう。

「自分では全然分からないことや、作れないかな?と思う物でも、一度相談に行ってみよう!と思える場所が近くにあるのは、すごく心強いです」

物をたくさん集めてしまうという原さんですが、お部屋は棚やカゴを使って収納しているスタイルが印象的でした。

「トウやカゴが大好きで、つい買ってしまうんです。お家では収納用として役立っています。私の母も同じようにカゴが大好きなので、母もつい買ってきてしまって、最終的にはカゴがどんどん増えていますね(笑)」

原さんのお部屋の中でぜひまねしたいポイントは、こちらの収納に使われている、あるアイテム。

左側の茶色い棚は…なんと、りんご箱なんです。

「貝塚市にある園芸店で、不定期ですがお持ち帰りOKなりんご箱が配られていて。それをもらってきては、収納に使ったり、本棚として利用したりしています」

りんご箱の側面を下にすると、子ども用の本棚に早変わりします。

たくさんあるお子さんの本を並べて、リビングに収納できるところがとっても便利なのだとか。

りんご箱を収納に使うなんて、なかなか思い付かないナイスなアイデアですよね。

筆者もぜひ、まねしたいなと思う素敵な収納アイテムでした。

リビングをぐるりと囲む形で併設された畳1畳ほどの収納スペースは、子ども部屋として活用されています。

「このスペースは、お家を内覧していた時から、子ども部屋にしたいなと思っていました。元々は収納のためのお部屋なんですが、リビングに面しているので、私も子どもの顔がすぐ見れて安心なんです。リビングでテレビを見たり、子ども部屋で絵を描いたり、子どもも私たち親も、それぞれが好きなことをして過ごせる点が気に入っています」

リビングでリラックスするお子さんに「お家のどこが好き?」と聞いたところ、真っ先に「子ども部屋〜!」と答えてくれた姿が印象的でした。

こんなに素敵な子ども部屋なら、時間が経つのも忘れてずっと遊んでいられそうですね。

リビングは、壁に合わせてトウや木の素材などのナチュラルなアイテムが印象的で、小物選びにもセンスが光ります。

「特に『こんなふうにしよう!』と決めて作り込んだわけではなくて。好きなアイテムを集めていったら、いつの間にかお部屋が完成していた、という感じです。でもたしかに、言われてみればナチュラルな雰囲気ですね(笑)」

ちょっとした工夫だけれど、好きな物をたくさん詰め込んで、魅力あふれるお部屋作りを楽しんでおられる原さんご家族。

後編では、そんな原さんが「お家の中で特に好きな空間」と話されていた、キッチン回りのこだわりや、収納についてお届けします。

後編:こだわりのつり収納!〜お家の中でも特にお気に入りのキッチン編〜

【注】
1)「DIYのいえ」
茶山台団地16棟の一室(正確には4室に至る)にあり、初心者でも安心してDIYの体験や相談ができるワークスペース。あらゆる工具が揃い、誰でも無料で使用できる。DIYの達人が丁寧にサポートしてくれるので、手ぶらでまずは行ってみて。
営業:土・日の10:00~17:00
※営業状況など詳しくはフェイスブックでご確認ください

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